『古事記の構造』

はじめて成った神様

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大自然を(※1)物質として、(※2)産巣の力によって次々と神様が成りました。西洋の神様が「創造主=神が世界を創造する」に比べ、日本の神様は、「初めから世界は存在していた」と捉えられている点が特徴的です。これは「大自然ははじめから存在している(=終わりがない)」ことを意味し、私たち日本民族の大切な世界観となっています。

※1.ものざね 一般に「材料」の意味。物種のこと。これを種として、神々が生成していく。
※2.むすび 天地、万物を生成発展させる霊的なはたらきのこと。

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