『古事記の構造』

オホクニヌシの試練

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ヤガミヒメは「私は大穴牟遅神(オホナムヂノカミ※2)と結婚します。」と宣言します。それに怒ったヤソガミは、弟であるオホナムヂノカミを騙し、火をつけた大石でオホナムヂノカミを焼き殺します。しかい、オホナムヂノカミの母であるサシクニワカヒメが、カミムスヒノカミに助けを請い、遣いのキサガイヒメとウムギヒメの治療により、オホナムヂノカミは蘇生(そせい)します。

※1.『日本の神様カード』では「タカミムスヒノカミ・カミムスヒノカミ」2柱の神様を1枚に表現。 ※2.オホクニヌシノカミの別名

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ヤソガミは蘇ったオホナムヂノカミを欺き、切り割いた大木の間に誘い込み、大木で挟み殺します。サシクニワカヒメはオホナムヂノカミを助け、木の国のオホヤビコノカミのところへ行くようオホナムヂノカミに伝えます、そこでオホヤビコノカミは「タケハヤスサノヲノミコトのいらっしゃす根の堅州国(かたすくに)へ参るべし」と仰って、オホナムヂノカミを逃します。

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